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ふるさと再発見特集

掲載期間:2016年4月1日〜2017年3月31日

勝手にふるさとランキング 奇想天外!節分おもしろ珍行事10選

節分は、邪気を払い無病息災を願って豆をまく、日本古来の厄除け行事です。普遍的な年中行事ですが、その内容は地域の風習によって実に多種多様。迫力ある鬼の舞いが披露されたり、鬼より怖い異形の者が家に現れたり、はたまた鎧武者が夜の街を闊歩したり。なかには、同じ市内の人ですら知らないという局地的な催しも。そんな、家庭内でのほのぼのとした豆まきとは一線を画す、全国のさまざまな節分祭をご紹介します。

監修 杉岡 幸徳/すぎおか こうとく

兵庫県生まれ。ライター。奇妙なもの、不可解なものに深い関心を寄せ、それらをテーマにした著作を多数執筆。なかでも、一風変わった祭りに関する造詣が深く、執筆活動のほかテレビ・ラジオなどでも幅広く活動している。

著書:『大人の探検 奇祭』ほか。
公式サイト:http://www.sugikoto.com/
1位

愛知県

安久美神戸神明社の「鬼祭」

画像提供:豊橋市(左) 安久美神戸神明社(右)

街も人も真っ白に染まる天下の奇祭!
風変わりな節分祭といえば「豊橋鬼祭」の名で知られる、安久美神戸神明社(あくみかんべしんめいしゃ)の「鬼祭」。国指定重要無形民俗文化財に指定され、その異色な内容から「天下の奇祭」とも呼ばれています。2月10日と11日の2日間にわたって行われるさまざまな催しのなかで、もっとも盛り上がるのが「赤鬼と天狗のからかい」。これは、日本神話を元に、武神(天狗)と荒ぶる神(赤鬼)の戦いを田楽にしたもので、滑稽な動作で天狗を威嚇する赤鬼の踊りが見ものです。追いつめられた赤鬼は、供物のタンキリ飴を撒きながら境内や街中を駆け巡るのですが、このとき同時に白い粉が撒かれます。この粉を浴びると厄除けになるといわれ、見物客はみな競って粉まみれになり、夜が更けるまで祭りを楽しみます。
【主な交通アクセス】
●市電「豊橋公園前」から徒歩2分

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2位

岐阜県

宝光院の「はだか祭り」

画像提供:大垣観光協会

真冬の川を裸で渡る! 男気あふれる「みそぎ川渡り」
宝光院は、岐阜県大垣市にある天台宗の寺院。左目を伏せ右目を見開いた不動明王の姿から「ひだりめ不動」の愛称で親しまれています。こちらで毎年2月3日に開催されているのが「節分会はだか祭」。大垣市を代表する冬の風物詩で、六尺ふんどしとはちまきを身につけた裸男が、健康・開運・厄除けを祈願します。なかでも名物は、凍てつく寒さのなか、厄年の男性を中心とした裸男たちが杭瀬川に入り、1年間の災いと厄を清める「みそぎ川渡り」。これは、冷たい冬の川を渡りきることを、人生の苦難を乗り超えることに例えた行事です。その後、川で身を清めた裸男たちが、厄年の男性から選ばれた「心男(しんおとこ)」を担いで境内を練り歩く「心男遷座」が執り行われます。心男は、人々の厄災を一身に集める神聖な役割を担っており、参拝客がその体に触れると厄が祓われるとされています。
【主な交通アクセス】
●JR「大垣駅」から名阪近鉄バス「綾野」下車、徒歩15分
※祭り当日は、大垣駅から宝光院(野口町)まで臨時バスが運行されます。

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3位

京都府

廬山寺の「鬼法楽」

画像提供:廬山寺

ダイナミックな「鬼踊り」と病を癒す「鬼のお加持」
京都御所に隣接する廬山寺は、皇室とゆかりの深い寺院で、紫式部の邸宅跡としても知られています。こちらで毎年2月3日に行われる「鬼法楽」は、護摩の法力と法具で悪鬼を退散させたという故事にちなんだ行事です。行事の目玉は、人間の三種の煩悩である貪欲・怒り・愚痴を表す3匹の鬼が舞う「鬼踊り」。松明や剣などを手にした赤鬼・青鬼・黒鬼が、太鼓とほら貝の音に合わせ、ゆっくりと大きく足を振り上げて境内から大師堂へと入って行き、やがて僧侶の修法と邪気払いの矢により退散します。もうひとつの見どころは、改心した鬼が参拝客の体調の悪いところをなでて、病気平癒を祈願する「鬼のお加持」。怖ろしい鬼が一変し、人に善行をほどこす役目を担うのも、この行事のおもしろいところです。
【主な交通アクセス】
●京阪鴨東線「出町柳駅」より徒歩15分
●JR「京都駅」から市営バス(4・17・205系統)にて「府立医大病院前」下車、徒歩2分(バス乗車時間約25分)

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4位

栃木県

下鑁阿寺(ばんなじ)の「節分鎧年越し」

画像提供:足利商工会議所
おすすめポイント

夜の街に、200人の坂東武者の大行列が現る!
足利氏の邸宅跡に建つ寺院、鑁阿寺(ばんなじ)。本堂は鎌倉時代の禅宗様建築を残す貴重な文化財として、国宝に指定されています。こちらで毎年節分の夜に行われるのが「鎧年越し」。甲冑に身を固めた200人もの坂東武者が夜の街に現れ、ほら貝と陣太鼓を鳴らしながら、鑁阿寺までの約2kmの距離を1時間かけて練り歩くという行事です。鎌倉時代中期、足利泰氏が武者500騎を同寺の南大門に集め、一族の結束と勢力を誇示したという言い伝えにちなんだもので、明治維新後に一時途絶えたものの、大正4年に復活して以来、足利市を代表する祭りとして現在に受け継がれています。
【主な交通アクセス】
●JR「足利駅」から徒歩10分

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5位

新潟県

少本成寺の「鬼踊り」

画像提供:三条市
おすすめポイント

三条が誇る金物を手に舞う荘厳な鬼踊り
三条市にある本成寺は、1297年に建立された法華宗陣門流の総本山。こちらで毎年2月3日の節分大祈願会に催される「鬼踊り」は、3万人もの人が訪れる一大行事です。室町時代に本成寺の僧兵と農民が協力しあって野盗を鎮圧したという故事になぞらえた行事で、本堂に登場した赤・青・黄・緑・黒の鬼と三途川婆(そうずかば)が、金棒・のこぎり・斧などの金物を振り回し、大声を上げて踊ります。本堂の荘厳な空気のなかで鬼の迫力はいっそう際立ち、泣き出す子どもも少なくありません。また、金物のまち・三条市とあって、鬼の持つ道具にもその特徴が現れています。
【主な交通アクセス】
●JR「三条駅」より徒歩15分

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6位

長崎県

手熊・柿泊の「モットモ」

画像提供:長崎市
おすすめポイント

子どもが大泣き! 鬼より怖いモットモ爺
「モットモ」は、昨年、国の選択無形民俗文化財に選ばれた、長崎市の手熊・柿泊地区の節分行事です。年男・福娘・モットモ爺に扮した3人が1組となって各家庭を訪問し、災厄を払い福を招くというもので、手熊地区では2月2日の夜に、柿泊地区では2月3日の夜に行われます。行事の主役は「西のなまはげ」とも称されるモットモ爺。顔に赤や青などのドーランを塗り、頬かむりをした異形の姿で「モットモォー!」と叫びながら足を踏み鳴らしたり、子どもに襲いかかったりしながら家の中を暴れ回ります。その迫力に気圧された子どもが、泣けば泣くほど福が舞い込むとされています。
※一般公開されている行事ではないので、見学を希望する場合は住人の方の許可を得てください。

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7位

奈良県

興福寺の「鬼追い式」

画像提供:奈良市観光協会
おすすめポイント

世界遺産の寺院で見る、鬼と毘沙門天の戦い
興福寺は、藤原氏が669年に建立した山階寺を起源とし、710年の平城遷都の際に現在の地に建立された歴史深い寺院で、「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されています。この由緒ある寺院で2月3日の夜に行われるのが「鬼追い式」で、見どころは、東金堂前庭に設営された舞台で行われる3匹の鬼と毘沙門天の戦い。ほら貝や銅鑼(どら)の音が鳴り響くなか、酒に酔い松明を手に大声を上げて暴れる3匹の鬼が、時に荒々しく、時にコミカルに観客を魅了します。毘沙門天が鬼を退治したあとには大黒天が現れ、打出の小槌を振って参拝者に福を授けます。
【主な交通アクセス】
●近鉄「奈良駅」から徒歩5分
●JR「奈良駅」から奈良交通バス(市内循環外回り)「県庁前」下車
(バス乗車時間約5分)

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8位

山口県

防府天満宮の「牛替神事」

画像提供:防府天満宮
おすすめポイント

生きた子牛が当たる!? 驚きの神くじ
防府天満宮で2月2日、3日に開催される「牛替神事」のメインイベントは、数千点の豪華景品が当たるくじ引き大会。巨大な抽選器に入った番号札を銛(もり)で刺して番号を決め、さらに数字を書いた的に矢を射って組番号を決めるという厳かな抽選会です。驚くのは、なんと1等賞は「生きた子牛」だということ。実はこの牛は、同年11月に開催される大祭「御神幸祭」の行列に参列する神牛で、当選者は神牛役として牛を引く大役を担います。栄誉ある役目とはいえ、それまで子牛をどうやって預かるの? という心配は無用。祭りの当日まで酪農家が大切に育ててくれるそうです。
【主な交通アクセス】
●JR「防府駅」から徒歩(15分)、または防長バス(阿弥陀寺行き)にて「防府天満宮」(5分)下車

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9位

滋賀県

押立神社の「ドケ踊り」

画像提供:押立神社
おすすめポイント

60年に一度の奇祭の踊りを節分祭で披露
「ドケ踊り」は、60年に1回開催される、押立神社の奇祭「ドケ祭り」で奉納される踊りです。「ドケ」の由来は「道化」が訛ったという説と、神様が通るので「退(ど)け!」と言ったからという説があります。次回のドケ祭りの開催は2031年ですが、次世代に継承するために、14年前から毎年、節分祭でドケ踊りのみ奉納されるようになりました。踊りが披露されるのは、2月3日の午前に2回行われる豆まきの合間。色鮮やかな陣羽織に般若や鬼の面を付けたドケ役が、笛や太鼓の囃子に合わせ、体を上下に揺さぶりながら舞台を練り歩きます。見逃さないためには、午前11時までに行くのがおすすめです。
【主な交通アクセス】
●名神高速道路八日市ICから車で15分

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10

広島県

住吉神社の「焼嗅がし神事」

画像提供:住吉神社
おすすめポイント

イワシ1,000匹の煙と臭いで鬼を撃退!
広島市の住吉神社で2月3日に行われる「焼嗅(やいか)がし神事」は、イワシ1,000匹の頭を焼くユニークな節分祭。平安時代の節分の厄払い神事を現代風にアレンジしたもので、巫女が次々とイワシの頭を焼く横で、貴族役が畳一畳分の大うちわであおぎ、境内に現れた鬼や悪神にその煙と臭いを浴びせて追い返すという行事です。赤鬼のほか、この1年で世間を騒がせた人物や出来事に扮した疫病神・貧乏神が登場するなど、時事問題を風刺した寸劇が繰り広げられます。はたして今年はどんな問題に鉄槌がくだされるのか、と期待しながら見るのも、この神事の楽しみのひとつです。
【主な交通アクセス】
●「JR広島駅」から広電バス(3系統)「加古町」下車すぐ(バス乗車時間約16分)

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